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煎茶とは
煎茶
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煎茶 SENCHYA
日本人にとって、煎茶はあまりにも日常の生活に深く入りすぎているせいか、普遍化しているといえます。そのせいか、今いただける一杯のお茶について深く考えることもなく、日々過していますが、全国各地での煎茶の生産は約8割を占め、それぞれにおける誕生の歴史は古く、日本人の喫茶文化とともに歩んできた広くて深い世界が広がっています。今も昔も日本人に愛され続ける煎茶の清い香りと、渋みの中にほんのり甘味が残る優しい味は煎茶の特徴とされ、世界的にも同じような味わいの茶は例が少ないと言われています。もともと中国から伝わった「茶」ですが、煎茶に限っては日本が生みだした独特の味わい深き茶であります。古くなってしまった煎茶は、フライパンにクッキングシートを敷き、弱火でゆっくり炒めると自家製ほうじ茶にもなります。
- 文字通り「煎じる茶」の意味をもち、煮出すことによって成分を抽出させていたとされます。昔、まだ赤黒い色を煎じた茶をなんとか美しい緑色の茶にできないかと15年の歳月をかけて「永谷宗円」が、現在の煎茶の製法の元となる青製煎茶を発明したと言われています。
- 2g/70ml
最も親しまれる煎茶を楽しむためには、淹れる茶器の大きさ、煎茶の種類によって、茶葉の量を若干増減するなどして自分好みの味を見つけると良い。
- 70-80℃
出来れば上級茶は甘みや旨みなどを引き出すため、70℃くらいがいいとされます。しかしながら、並煎茶は90℃くらいの温度で淹れる方が美味しく感じることも。